乱読ノート ~出町柳から哲学の道へ~

イギリス思想史を研究する大学教員の読書ノートです。もともとは自分自身のための備忘録として設置したものですが、「隠れ名著、忘れられた名著に関する情報を学生の皆さんに発信したい」というささやかな期待もこめられています。

2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

勢古浩爾『「自分の力」を信じる思想』

5期ゼミ2006年度秋学期最初のテキスト。「力」をテーマにゼミをしたいと言っていたFさんが自分で見つけてきた。最初の読後感は「よくこれだけ自分と同じことを考えている人がいるもんだなぁ」。僕自信の人生哲学をそのまま活字にしてくれたような本だ。僕は…