乱読ノート ~出町柳から哲学の道へ~

イギリス思想史を研究する大学教員の読書ノートです。もともとは自分自身のための備忘録として設置したものですが、「隠れ名著、忘れられた名著に関する情報を学生の皆さんに発信したい」というささやかな期待もこめられています。

2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

飯田泰之『考える技術としての統計学』

バーク&マルサスについての研究書をまとめてから早いもので1年半が過ぎようとしている。この最初の単著では「保守主義」を切り口として両者の経済思想を統一的に把握しようと努めたが、これから先も同じ切り口で研究を続けたところで、生産性は低下していく…

マッド・アマノ『マッド・アマノの「謝罪の品格」』

著者はパロディ写真作家。 写真週刊誌『FOCUS』(新潮社、廃刊)の連載「狂告の時代」で広く知られる。本書はそんな著者が12年前から収集してきた300件超の「頭下げ(謝罪)会見」の写真入り新聞記事のコレクションの中から興味深い記事を厳選し、自身のコメ…