乱読ノート ~出町柳から哲学の道へ~

イギリス思想史を研究する大学教員の読書ノートです。もともとは自分自身のための備忘録として設置したものですが、「隠れ名著、忘れられた名著に関する情報を学生の皆さんに発信したい」というささやかな期待もこめられています。

2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

國森康弘『家族を看取る』

「死」と「お金」をテーマとする9期ゼミの最初のテキスト。本書は、フリーのフォトジャーナリスト(元神戸新聞記者)である著者が、日本海の離島(島根県知夫里(ちぶり)島)で高齢者に手厚いターミナルケアをほどこす養護施設「なごみの里」を取材し、「幸…