乱読ノート ~出町柳から哲学の道へ~

イギリス思想史を研究する大学教員の読書ノートです。もともとは自分自身のための備忘録として設置したものですが、「隠れ名著、忘れられた名著に関する情報を学生の皆さんに発信したい」というささやかな期待もこめられています。

2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

勝見明『鈴木敏文の「統計心理学」』

同じ著者の『セブン-イレブンの「16歳からの経営学」』*1は、本書*2のエッセンスを高校生にもわかるようにやさしくまとめたものである。したがって、内容的には6-7割ほど重複している。どちらかを薦めるかと問われれば、記述の平易さから、『16歳からの経営…

勝見明・鈴木敏文・野中郁次郎『セブン-イレブンの「16歳からの経営学」』

4期・5期ゼミで鈴木敏文・齋藤孝『ビジネス革新の極意』をテキストとして使用することになったので、サブ・テキストとして手に取った。本書は、日本最大最強のコンビニエンスストアチェーン、セブン-イレブン・ジャパンの経営手法を素材に、経営学の基本をや…