乱読ノート ~出町柳から哲学の道へ~

イギリス思想史を研究する大学教員の読書ノートです。もともとは自分自身のための備忘録として設置したものですが、「隠れ名著、忘れられた名著に関する情報を学生の皆さんに発信したい」というささやかな期待もこめられています。

2008-06-03から1日間の記事一覧

渡邉正裕『若者はなぜ「会社選び」に失敗するのか』

本書がいかなる性格を有する書物であるかについては、著者自身が「はじめに」で次のように簡明に語ってくれている。 完璧な会社などないので、20代・30代の社会経験の浅い若い人たちが会社選びに迷うのは当然だ。だが、必要以上にこうした「青い鳥症候群」に…