乱読ノート ~出町柳から哲学の道へ~

イギリス思想史を研究する大学教員の読書ノートです。もともとは自分自身のための備忘録として設置したものですが、「隠れ名著、忘れられた名著に関する情報を学生の皆さんに発信したい」というささやかな期待もこめられています。

2005-09-12から1日間の記事一覧

森岡孝二『働きすぎの時代』

同僚の森岡さんの新著。今日は脳みそが元気だったので、一日で一気に読み通すことができた。今や、「世界でもっとも豊かな(はずの)国」アメリカでも、「ゆったりと時間が流れる(はずの)国」イギリスでも、日本に劣らず過重労働や過労死が問題となっている。…