乱読ノート ~出町柳から哲学の道へ~

イギリス思想史を研究する大学教員の読書ノートです。もともとは自分自身のための備忘録として設置したものですが、「隠れ名著、忘れられた名著に関する情報を学生の皆さんに発信したい」というささやかな期待もこめられています。

2005-10-01から1日間の記事一覧

森岡孝二『粉飾決算』

70ページに満たないブックレットなので、一、二時間もあれば読み終えることができる。森岡さんの新著『働きすぎの時代』の書評を準備中なので、その関係で手に取った。森岡さんは現代資本主義と日本の企業システムに関する理論的な著作・翻訳を数多くものし…