乱読ノート ~出町柳から哲学の道へ~

イギリス思想史を研究する大学教員の読書ノートです。もともとは自分自身のための備忘録として設置したものですが、「隠れ名著、忘れられた名著に関する情報を学生の皆さんに発信したい」というささやかな期待もこめられています。

2005-11-29から1日間の記事一覧

レヴィ=ストロース『悲しき熱帯Ⅰ』

久々の「乱読ノート」アップデート。11月は関大着任以来最高レベルの忙しさで、自由な読書をまったくしていない。今日とりあげる『悲しき熱帯』も、大学院(&番外ゼミ)のテキストとして読んだものだ。現代思想に少しでも興味のある人なら、レヴィ=ストロース…