乱読ノート ~出町柳から哲学の道へ~

イギリス思想史を研究する大学教員の読書ノートです。もともとは自分自身のための備忘録として設置したものですが、「隠れ名著、忘れられた名著に関する情報を学生の皆さんに発信したい」というささやかな期待もこめられています。

2005-12-20から1日間の記事一覧

ニーチェ『道徳の系譜』

2005年度後期「キノハチ研究会(哲学古典読書会)」においてゼミ生4名と輪読、本日読了。19世紀後半に活躍したドイツの哲学者ニーチェの『ツァラトゥストラ』と並ぶ代表作。序言と3論文――第1論文「「善と悪」・「よいとわるい」」、第2論文「「負い目」・「良…