乱読ノート ~出町柳から哲学の道へ~

イギリス思想史を研究する大学教員の読書ノートです。もともとは自分自身のための備忘録として設置したものですが、「隠れ名著、忘れられた名著に関する情報を学生の皆さんに発信したい」というささやかな期待もこめられています。

2006-09-17から1日間の記事一覧

山内志朗『ライプニッツ』

ここ2年超、「存在の連鎖」(と古典派経済学との知的関連)について断続的に研究している。「存在の連鎖」というのは、ラヴジョイ『存在の大いなる連鎖 (晶文全書)』によって定式化されたもので、神によって個別に創造されたすべての種(生物・無生物)は、最も…