乱読ノート ~出町柳から哲学の道へ~

イギリス思想史を研究する大学教員の読書ノートです。もともとは自分自身のための備忘録として設置したものですが、「隠れ名著、忘れられた名著に関する情報を学生の皆さんに発信したい」というささやかな期待もこめられています。

2007-02-06から1日間の記事一覧

荒瀬克己『奇跡と呼ばれた学校』

著者は京都市立堀川高等学校の校長。2001年に6人だった国公立大学現役合格者を2005年には30倍の180人に伸ばし、「堀川の奇跡」と呼ばれる公立高校改革を成功させた。その具体的実践を詳しく紹介している。本書は様々な読み方が可能だろうが、一大学教員であ…