乱読ノート ~出町柳から哲学の道へ~

イギリス思想史を研究する大学教員の読書ノートです。もともとは自分自身のための備忘録として設置したものですが、「隠れ名著、忘れられた名著に関する情報を学生の皆さんに発信したい」というささやかな期待もこめられています。

2007-11-03から1日間の記事一覧

野中郁次郎・紺野登『美徳の経営』

企業不祥事が多発するなか、企業倫理やCSR(企業の社会的責任)への関心が日増しに高まっている。本書は、来るべき新たな時代に求められる経営の資質を(共通善との一致を使命とする)「美徳」という概念によって、また、ビジネスリーダーの資質を(美徳を実践…