乱読ノート ~出町柳から哲学の道へ~

イギリス思想史を研究する大学教員の読書ノートです。もともとは自分自身のための備忘録として設置したものですが、「隠れ名著、忘れられた名著に関する情報を学生の皆さんに発信したい」というささやかな期待もこめられています。

2007-11-24から1日間の記事一覧

小笹芳央『会社の品格』

某ベストセラーの二番煎じ、三番煎じのような書名のせいで、本書を手に取ることをためらう人も少なからずいるだろう。もしそうだとしたら、まことに不幸なことだ。新書・文庫の経営関係の本では、高橋伸夫『できる社員は「やり過ごす」 (日経ビジネス人文庫)…