乱読ノート ~出町柳から哲学の道へ~

イギリス思想史を研究する大学教員の読書ノートです。もともとは自分自身のための備忘録として設置したものですが、「隠れ名著、忘れられた名著に関する情報を学生の皆さんに発信したい」というささやかな期待もこめられています。

2008-01-06から1日間の記事一覧

養老孟司『超バカの壁』

ベストセラー『バカの壁』の続編だが、あまりに面白くて一気に(3時間ほどで)読み終えてしまった。書かれていることの大半にすんなり共感できるのだ。ところが「乱読ノート」を調べてみて驚いた。『バカの壁』は2003年8月に読んだらしいのだが、僕の評価はき…