乱読ノート ~出町柳から哲学の道へ~

イギリス思想史を研究する大学教員の読書ノートです。もともとは自分自身のための備忘録として設置したものですが、「隠れ名著、忘れられた名著に関する情報を学生の皆さんに発信したい」というささやかな期待もこめられています。

2008-01-14から1日間の記事一覧

國廣正・五味祐子『なぜ企業不祥事は、なくならないのか』

コンプライアンス(法令順守)経営およびCSR(企業の社会的責任)経営に関する入門書としては、現時点での決定版と言えるのではないか。それほどまでに素晴らしい内容を誇っている。二人の著者は企業法務を専門とする弁護士として、数多くの企業不祥事の解決に携…