乱読ノート ~出町柳から哲学の道へ~

イギリス思想史を研究する大学教員の読書ノートです。もともとは自分自身のための備忘録として設置したものですが、「隠れ名著、忘れられた名著に関する情報を学生の皆さんに発信したい」というささやかな期待もこめられています。

2008-01-15から1日間の記事一覧

伊藤修『日本の経済―歴史・現状・論点』

新書サイズの日本経済論の概説書・入門書で、1回生配当科目「日本経済入門」のテキストとして使用した。以下のような全12章から構成され、前半(第5章まで)が主として経済史に、後半(第6章から)が主として現状分析と政策提言に充てられている。 序章 日本経済…