乱読ノート ~出町柳から哲学の道へ~

イギリス思想史を研究する大学教員の読書ノートです。もともとは自分自身のための備忘録として設置したものですが、「隠れ名著、忘れられた名著に関する情報を学生の皆さんに発信したい」というささやかな期待もこめられています。

2008-01-27から1日間の記事一覧

ヤン・カールソン『真実の瞬間』

すでにレヴューした小笹芳央『会社の品格』*1に以下のような逸話が紹介されていて僕はとても強い感銘を受けた。 仕事の使命感について語るとき、こんな逸話がよく語られます。あるとき街を歩いていた旅人が、石を積んでいる職人に聞きました。「あなたは何を…