乱読ノート ~出町柳から哲学の道へ~

イギリス思想史を研究する大学教員の読書ノートです。もともとは自分自身のための備忘録として設置したものですが、「隠れ名著、忘れられた名著に関する情報を学生の皆さんに発信したい」というささやかな期待もこめられています。

2008-02-05から1日間の記事一覧

後藤啓二『企業コンプライアンス』

著者は元警察官僚で現在は弁護士として活躍している。本書はそんな著者によるコンプライアンス経営に関する入門書である。ここ数年に発生した企業不祥事の実例(ライブドア、三菱自動車、雪印、西武鉄道、松下電器、パロマ、耐震強度偽装、ダスキンなど)を分…