乱読ノート ~出町柳から哲学の道へ~

イギリス思想史を研究する大学教員の読書ノートです。もともとは自分自身のための備忘録として設置したものですが、「隠れ名著、忘れられた名著に関する情報を学生の皆さんに発信したい」というささやかな期待もこめられています。

2008-03-02から1日間の記事一覧

渋谷秀樹『憲法への招待』

「立憲主義と人権に関する入門書シリーズ」の三冊目。前の二冊とは正反対で、リベラル左派的な立場が前面に押し出されている。自衛隊、靖国神社、教科書検定、通信傍受法といったクリティカルなトピックに対しては、当然のことながら、いかにもその立場から…