乱読ノート ~出町柳から哲学の道へ~

イギリス思想史を研究する大学教員の読書ノートです。もともとは自分自身のための備忘録として設置したものですが、「隠れ名著、忘れられた名著に関する情報を学生の皆さんに発信したい」というささやかな期待もこめられています。

2008-03-24から1日間の記事一覧

北杜夫『マンボウ恐妻記』

実は1年前に読んでいたのだが、軽く読み流してしまったこともあり、その時は「乱読ノート」で採りあげなかった。しかし、ここ数ヶ月、「心の病気」関連の話題に強い興味を持っており、その絡みで再読したので、レヴューすることにした。本書は作家北杜夫が奥…