乱読ノート ~出町柳から哲学の道へ~

イギリス思想史を研究する大学教員の読書ノートです。もともとは自分自身のための備忘録として設置したものですが、「隠れ名著、忘れられた名著に関する情報を学生の皆さんに発信したい」というささやかな期待もこめられています。

2008-07-18から1日間の記事一覧

デヴィッド・ドゥグラツィア『動物の権利』

すでに採りあげたスティーガー『グローバリゼーション』*1と同じく、オックスフォード大学出版会の「一冊でわかる」シリーズ(very short introductionシリーズの日本語版)の中の一冊である。『グローバリゼーション』と同じく、いかにも教科書的な叙述で、退…