乱読ノート ~出町柳から哲学の道へ~

イギリス思想史を研究する大学教員の読書ノートです。もともとは自分自身のための備忘録として設置したものですが、「隠れ名著、忘れられた名著に関する情報を学生の皆さんに発信したい」というささやかな期待もこめられています。

2009-04-29から1日間の記事一覧

中島義道『ひとを〈嫌う〉ということ』

8期ゼミのテキスト。HYSさんが選んでくれたもの。「脱常識の社会経済学――「あたりまえ」を問いなおす――」というゼミのテーマにぴったりマッチしており、しかも学部ゼミ生が親近感をもって読める内容(+気軽に買える値段)の書物は、本書以外にそれほど見当…