乱読ノート ~出町柳から哲学の道へ~

イギリス思想史を研究する大学教員の読書ノートです。もともとは自分自身のための備忘録として設置したものですが、「隠れ名著、忘れられた名著に関する情報を学生の皆さんに発信したい」というささやかな期待もこめられています。

2009-08-30から1日間の記事一覧

佐伯啓思・柴山桂太編『現代社会論のキーワード』

頂きもの。落手してから3か月近くが過ぎてしまったが、夏休みを利用して、ようやく読み終えることができた。本書はポスト冷戦時代の現代社会を考えるうえで不可欠な15のキーワード――「新自由主義(ネオリベラリズム)」「ネオコン」「第三の道」「リベラル・…