「旧・乱読ノート」の2004年2月*1で『マンガ版 聖書旧約・新約物語』を紹介していることからおわかりいただけるように、僕はマンガを学習のための強い味方として積極的に活用している。もちろん時として「ハズレ」もあるが、それでも「当たり」とめぐり会えた時の効能の大きさは計り知れない。やはり視覚情報のインパクトは強大だ。ここでは最近の「当たり」2冊を紹介しておきたい。
『コミック ニュートン―近代科学を築いた知の巨人 (丸善コミックス)』は近代科学の確立者アイザック・ニュートンの生涯と思想を多面的に偏りなく描き出す。その科学的方法論の(機械論的哲学に対する)新しさを明快に説明している件(pp.180-3)は本当に勉強になった。
コミック ニュートン―近代科学を築いた知の巨人 (丸善コミックス)
- 作者: 犬上博史,渡辺正雄,石田おさむ
- 出版社/メーカー: 丸善
- 発売日: 1994/06
- メディア: 単行本
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評価:★★★★☆
『上司と部下の職場系心理学 <新装版> (マンガでわかる)』は、職場での上司・部下関係にまつわる様々なトラブルを素材に、コミュニケーション力とリーダーシップの基本を平易に解き明かす。読んだその日から応用できる具体例が満載されている。キーワードは「…してくれないか」かな?
「真の人間関係は、弱点をさらけ出しても怖さのない関係である」(p.45)という件を読んだ時、僕の身体に電流が走った。心の底から共感できた。その時以来、座右の銘の一つになっている。
- 作者: ナカタニD,衛藤信之
- 出版社/メーカー: 実業之日本社
- 発売日: 2006/01/31
- メディア: 単行本
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評価:★★★★☆